11/28(月)弊社代表が藤栄会会主 内藤千賀弘として、椙山女学園大学よりゲストスピーカーとして招聘をいただき、生活環境デザイン学科の学生の皆様に講義をさせていただきました。
テーマは『間』
オープニングは藤栄会社中の三味線と、椙山女学園大学 生活環境デザイン学科 加藤和雄教授の太鼓のセッションで賑やかにスタートしました。
その演奏も踏まえ、様々な場面で重要となる「間」について、内藤千賀弘よりお話をさせていただきました。
この授業を企画して下さった椙山女学園大学 生活環境デザイン学科の村上心教授、実は藤栄会の名取り内藤千賀心としてもご活躍中です。
今回、学生の皆さんを前に「灘の酒造り唄」を披露され、皆さん興味深く村上教授の唄声を聴いていらっしゃいました。
その後、酒蔵には時計がなく唄で時間を計り様々な工程を経て、酒造りをしてきたことを内藤千賀弘より説明させていただきました。
★民謡と言う言葉の発祥は明治36年頃で、現在では保存会が守る「俚謡」と舞台で唄われる「芸謡」の二つに分かれていること
「芸謡」としての民謡は花柳界の影響を大きく受けていること、
その例として内藤千賀星による、しっとりと艶っぽい「名古屋甚句」を皆様に聞いていただきました。
★山陽地方と日本海側の民謡とでは『間』が全く違うこと
山陽地方の民謡の例として、独特な間を持つ「安来節」を藤栄会師範の内藤千賀蝶の唄声を通して、学生の皆さんに実感していただきました。
最後の演奏として、会主 内藤千賀弘が、誰でも一度は耳にしたことがある「佐渡おけさ」を披露して締とさせていただきました。
授業の最後に、村上心教授からいただいたご質問に対して~
内藤千賀弘から、民謡を志した人には、その人の声・息・キャラクターに合った教え方をし、同じ曲でも芸謡によってそれぞれの個性が光るよう指導している。
民謡は作詞者も作曲者もわからないもの、生活の知恵から生まれたものが多いとの回答をさせていただいた。
学生の皆様にとっては少し難しいテーマではありましたが、今回の講義で普段あまり縁のない民謡を少しでも身近に感じて頂けたなら幸いです。
この度も村上心教授のご尽力により、とても貴重な体験をさせていただけました。心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
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