3月4日(木)、弊社代表が藤栄会家元 内藤千賀弘としてMID-FMの『Dr.MとEMUのHyper Space Creation』という番組の収録に行ってきました。
この番組は、椙山女学園大学教授 Dr.Mこと村上心先生と、グラフィックデザイナーのEMUこと木村絵美さんによる、デザインとクリエイションについてのトーク番組。
実は村上心先生、藤栄会の名取・内藤千賀心さんとしてご活躍中です。
本日はHyper Space Creation初の音楽関係者として、藤栄会家元である内藤千賀弘の出演が実現しました。
【収録前の打ち合わせ】
収録の中で
黒田節やこきりこ節、名古屋甚句の唄と演奏を交え、村上心先生から投げかけられる様々な質問に、分かりやすく楽しく語らせていただきました。
【収録風景Ⅰ】
★民謡や三味線の発祥について
600年前に最古の民謡として福島県のカンチョロリンが生まれ、江戸時代のドドイツから三味線が始まったこと、三味線の胴は最初皮ではなく和紙を重ね合わせて作られていたこと、その後 歌舞伎の幕間で三味線芸の人気が高まってきたことなどを説明しました。
★民謡界に入ったきっかけや修行時代について
内藤19歳の時、当時はエレキが流行していたが、誰もやっていない三味線を始める決心をし、藤栄会の宗家である内藤千賀子師に才能を見込まれ弟子入り、その後、浅野梅若師、小山貢師、浜田喜一師に入門し厳しい修行を積み重ねてきたこと、当時は譜面がなく800曲近くの民謡を、手から頭に叩き込み覚えたことを語りました。
★民謡家としての活動について
新しい民謡の方向性を模索し芸術創造集団「若駒」を結成し、ジャズ・歌舞伎・クラシック・芝居等、各ジャンルとの共演、コラボレーションを実現し海外公演も数々行ってきました。
【収録風景Ⅱ】
★家元としての活動について
現代の日本に最も大切な事「人の育成と教育」の実践として、27年間にわたり子供たちに無料で民謡を教えてきました。
★伝統文化普及活動の今後について
今まで実現してきた海外公演で、外国人が三味線演奏を非常に喜んでくれましたが、世界各国にはある文化体験のできる施設が日本にはありません。
名古屋には名だたる芸人が揃っているので、名古屋発の文化発信を行える外国人専用劇場を創り、多くの外国人観光客を誘致し日本の伝統文化を堪能していただける劇場の実現を構想中です。
★内藤千賀弘にとって音楽とは?
『音と音の間を大切にし、心をはぐくむもの』
という名言を最後に、内容盛りだくさんの収録が終了しました。
今回も楽しいトークの中にたくさんの学びのある収録でした。
お時間のある方、是非ともご視聴ください。
【収録後の記念撮影】
2021年3月9日(火) 20:00~21:00
MID-FM761 にて放送、その後YouTubeにて発信
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