9月9日(土)から9月24日(日)まで、帰ってきた家原美術館の展示が開催されます。家原美術館とは、サーカスや移動遊園地のような神出鬼没で参加者の記憶「看板さえあれば、どこでも『美術館』になる」。町のすみっこや空家に、ある日突然出没し、ひとつの場所からまた別の場所へ移動する「美術館」。サーカスや移動遊園地のように色鮮やかににぎわい、あとかたもなく消える。それは、うつくしくもはかない。誰も住まなくなった家屋、薬局、病院など。一枚の雑巾をもち、その「館」への敬意をもって空間ごと磨きあげ、見事にしつらえた「美術館」。そこに飾られる作品はもちろん、空間そのものが家原氏の作品となる。およそ10年ぶりに橦木館にかえってきた画家・家原利明の、色鉛筆で描かれた絵画作品を中心に、彫刻や手ぬぐい、置物やコレクションなどを展示。子どもから大人まで、「すがたやさしく色うつくしい」家原作品を通して、これまでの道すじや集大成をお楽しみください。
青色吐息
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